Sky Theater PROJECT 朗読公演

さようならファーストエイジ

2019418日(木)〜421日(日)

十条 Gallery & Cafe FIND (東京都北区上十条2-9-1)

全日程終了いたしました!

朗読公演「さようならファーストエイジ」おかげざまで無事、全日程を終了いたしました。

 

劇団として初めての朗読公演、またギャラリーでの公演でしたが

全日天候にも恵まれ、また、会場である「FIND」さんのギャラリーの窓から庭の木香薔薇がちょうど満開になる時期でそれを背景に公演を行えたことはまたとない経験となりました。

 

ご来場の皆様、応援いただきました皆様、本当にありがとうございました!

脚本・演出・プロデュース 四方田直樹

 

出演 【A、Bダブルキャスト】

 

A、Bともに出演

たきざわちえ象

いつノまな

石松千明

地脇慎也

長尾一広(Teamかわのじ)

 

Aチーム

西川大

丸山小百合

飯塚志織(LIVEDOG/劇団バルスキッチン)

姉崎凌(時代絵巻AsH)

杉島俊輝

 

Bチーム

川守田佳希

平野彰子(THETRICKTOPS/オレガ・ユナイテッド)

めつぎさとみ

石井卓真

朝城がずあき(ブラッシュアップ・ワン)

 

公演日程                2019年4月18日(木)〜4月21日(日)                  

 

タイムテーブル   

4月18日(木) 14:00開演(A) 19:00開演(B) 

4月19日(金) 14:00開演(B) 19:00開演(A) 

4月20日(土) 12:00開演(B) 15:30開演(A) 19:00開演(B)

4月21日(日) 11:30開演(A) 15:00開演(B) 18:00開演(A)

 

※受付開始:開演の45分前/開場:開演の30分前

                                                                                               

チケット                                                                                                                               

席種        全席自由(日時指定)

料金        2000円 (前売券・当日受付取置券・当日券 共通)                 

                               

前売開始日     2019年3月8日(金)    【取り扱い終了】                                   

チケット取扱       

【前売券】 

 演劇パス https://engeki.jp/pass/events/detail/549         

【当日受付取置き券】

 カルテット・オンライン https://www.quartet-online.net/ticket/firstage

 

 

 

劇団初期の代表作「さようならファーストエイジ」を朗読公演としてリファイン、再演いたします。
劇団員に加え、オーディションを中心に初顔合わせとなる出演者でお送りする劇団としては挑戦と新鮮を含んだ公演となっております。

会場となりますGallery&Café FINDはエントランスに植物が茂り、会場となるギャラリーは白い土壁に日差しが暖かいとても居心地のいい空間です。
(昼公演は自然光を取り入れての公演を予定)

本公演とはまた違った、ギャラリーならではの試みをお楽しみいただきたいと思います。

『さようならファーストエイジ』ストーリー(あらすじ)

医療技術の進歩によって現在の倍ほども人類の寿命がのびたが、その後、悪性のウイルスによって新しく生まれてくる人類の平均寿命が現在の半分ほどになってしまった近未来。
生まれてくる者たちにしか影響をあらわさないそのウイルスによって、人類は長寿命の祖父母が短命な孫、曾孫……玄孫、続いて生まれてくる自分の子孫の死を看取る様な時代に入ることとなった。

いつの頃から、元の長命な世代を人々は「ファーストエイジ」、続く短命の世代を「セカンドエイジ」と呼ぶようになった。

別れがあり、悲しみがあり、絶望があった。
戦争になったりもした。
停滞があり、模索があり、諦めがあった。
刹那的な享楽が世界を覆ったこともあった。

そして、結局その現実を受け入れた。

ちょっとした発展があり、ちょっとした希望があり、ちょっとした幸せがあった。
それでも人は生きて行くんだ、と。

そして、さらに時代は進み、ファーストエイジたちが寿命を迎える頃となった。
長寿の彼らとて永遠の命があるわけでは無い。緩やかにファーストエイジたちの数は減り、最後の一人。1987年生まれ、243歳「鷹野梨花」を残すのみとなった。

【セカンドエイジのみが人類となるほんのすこし手前の時期、上演される物語はそんな頃のお話です】

 14歳の鷹野萌(たかのきざし)は、鷹野家の本家の三男・鷹野真知の娘で中学三年生。ごく普通のセカンドエイジの少女だ。セカンドエイジの平均寿命は30歳程度。萌は人生の半ばに差しかかろうとしていた。
 鷹野家の子供たちは小学校から中学校までの9年間のうちに一度だけ、夏休みを「おばあちゃん」の家で過ごすことが決まりになっている。萌たち鷹野家の「おばあちゃん」鷹野梨花(たかのりか:おばあちゃん)は当年とって243歳。1987年生まれの人類に残された最後の「ファーストエイジ」なのだ。
 おばあちゃんの家には、萌の遠縁の親戚にあたる大多常(とば)という萌と同年代にしては幼児のような少年と、住み込みで家政婦のようなことをしている細島厘(さいとうりん)というやはり同年代の少女が暮らしていた。思いがけぬ共同生活にトラブルも続くがそのくらしにも慣れた頃、萌は近所の役場勤めの青年・緒秦弦軌(おばたげんき)の勧めもあって、村祭の踊りに参加することになる。弦軌に淡い想いを抱くようになる萌。しかし、弦軌の気持ちはリンにあることを萌は感じ取る。